BubbleとStripeの連携:SaaSアプリケーションのサブスクリプション導入ガイド -3

techfather.com
October 19, 2024

参考動画

1. BubbleとStripeの基本的な連携方法

まず最初に、BubbleとStripeを連携させるための準備を行います。Stripeは、オンラインでの支払い処理を容易にする強力なサービスであり、Bubbleはノーコードでアプリケーションを構築するのに適したプラットフォームです。この二つを組み合わせることで、支払い機能付きのアプリを簡単に構築することができます。

1.1 APIコネクタの導入と設定方法

BubbleでStripeを使用するには、まずAPIコネクタプラグインを導入する必要があります。以下の手順で進めていきましょう。

  1. APIコネクタの追加
    Bubbleの「プラグイン」セクションに移動し、「APIコネクタ」を検索しインストールします。このプラグインは、外部のAPIとBubbleを接続するために必要です。
  2. Stripe APIの設定
    インストールが完了したら、次に新しいAPIを追加します。ここでは「Stripe」と名前を付けます。Stripe APIを使用する際には、Stripeの認証情報(シークレットキー)を使用する必要があります。このキーはStripeのダッシュボードから取得できます。

1.2 Stripeの認証プロセス

Stripe APIにアクセスするためには、「シークレットキー」を使った認証が必要です。このキーをAPIコネクタに設定することで、BubbleからStripeの機能にアクセスできるようになります。

  1. Stripeのダッシュボードからシークレットキーを取得
    Stripeのダッシュボードにログインし、「APIキー」セクションからシークレットキーを取得します。このキーはAPIコネクタに入力することで、BubbleとStripeが通信できるようになります。
  2. シークレットキーの設定
    APIコネクタの「開発用セクション」に移動し、シークレットキーを入力します。この際、キーの前に「Bearer 」という単語を付け、スペースを一つ空けた後にキーを入力することが重要です。例えば、「Bearer sk_test_xxxx」のように設定します。

2. StripeのAPIを使ったチェックアウトセッションの作成

次に、StripeのAPIを使って「Checkout Session」を作成します。このセッションは、ユーザーがStripeのホストする安全な支払いページにリダイレクトされ、そこで支払いを行うためのものです。

2.1 Stripeドキュメンテーションの参照方法

Stripeの公式ドキュメンテーションには、APIの使い方や必要なパラメータの情報が詳細に記載されています。初めてStripeを使う場合は、ドキュメンテーションをよく読むことが重要です。

2.2 「Checkout Session」作成手順

Stripeのチェックアウトセッションを作成するには、次の手順で進めます。

  1. APIエンドポイントの設定
    BubbleのAPIコネクタにStripeの「Checkout Session」エンドポイントURLを追加します。このURLを使って、Stripeに対してセッション作成のリクエストを送ります。
  2. 必要なパラメータの設定
    「Checkout Session」を作成するためには、いくつかのパラメータが必要です。例えば、customer_email(顧客のメールアドレス)や、mode(一回の支払いかサブスクリプションか)などがあります。これらのパラメータを適切に設定することで、ユーザーが希望するプランで正しく支払いを行えるようになります。
  3. 共有ヘッダーの追加
    APIリクエストには、content-type ヘッダーを設定する必要があります。このヘッダーは「application/x-www-form-urlencoded」という形式で設定し、Stripeに正しくデータを送信するために必要です。

3. セキュリティとバックエンドワークフロー

支払いの情報は非常に重要であるため、セキュリティを強化し、信頼性のあるワークフローを構築することが欠かせません。

3.1 バックエンドでのワークフロー作成

Bubbleには「バックエンドワークフロー」という機能があり、これを使ってサーバー側で処理を行うことができます。Stripeからの支払い成功通知を受け取るために、バックエンドワークフローを設定します。これにより、ユーザーが支払いを完了した際に、その情報を自動的にBubbleのデータベースに保存することが可能です。

3.2 Webhookの設定とStripeからのイベント処理方法

Stripeは「Webhook」という仕組みを使って、支払いの成功や失敗などのイベントを通知します。このWebhookを使うことで、Bubbleのサーバー側で自動的にユーザーの支払い状況を更新できます。Webhookの設定はStripeのダッシュボードから行い、イベントが発生した際にBubbleのAPIエンドポイントにデータを送信するように設定します。

4. ユーザー体験の向上

StripeのCheckoutを利用することで、ユーザーは支払いの手続きが非常に簡単になり、セキュリティ面でも安心感を持つことができます。

4.1 Stripe Checkoutの利点

StripeがホストするCheckoutページは、多くの詐欺防止機能やリアルタイムの支払いフィードバック機能を備えています。ユーザーがクレジットカード情報を入力した際にエラーがあると、即座にフィードバックが表示され、正しい情報を入力する手助けをしてくれます。

4.2 サブスクリプション成功後のページ遷移やポップアップの表示

ユーザーがサブスクリプションに成功した際、成功メッセージを表示することで、次の行動が取りやすくなります。Stripeのチェックアウトが成功すると、ユーザーはBubbleのページに戻り、成功メッセージが表示されるように設定します。例えば、「サブスクリプションに成功しました。アカウントページでプランを管理できます」というポップアップメッセージを表示します。

5. 実践例:ユーザーをサブスクリプションに登録する

最後に、実際のユーザー登録の例を紹介します。このセクションでは、ユーザーをStripeのサブスクリプションプランに登録し、支払い処理をテストする方法を学びます。

5.1 Bubbleのインターフェースでの具体的な手順

Bubbleの「プライシングページ」で「サブスクリプションに申し込む」ボタンを追加し、これを押すとStripeのCheckoutにリダイレクトされるようにします。この際、APIコネクタで設定したチェックアウトセッションを利用します。

5.2 Stripeのテストカードを使ったテスト方法

Stripeにはテストカードの番号が用意されており、これを使って支払い処理をテストすることができます。例えば、「4242 4242 4242 4242」というカード番号を使用し、適切な有効期限とセキュリティコードを入力することで、テスト環境での支払いをシミュレーションできます。

参考情報

https://www.youtube.com/watch?v=6oxbet-wqwc

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October 19, 2024