ワークロードを測定するためには、Bubbleのログにある「アプリメトリクス」タブを使用します。
このダッシュボードでは、アプリがどれだけのワークロードを使用しているのか、そしてその使用量の内訳を一目で確認することができます。
最初の棒グラフでは、開発バージョンとライブバージョンでのワークロード消費量を時系列で確認できます。
これにより、いつどこでワークロードの使用がピークに達したのか、またプランの総量を超えそうなタイミングを把握することができます。また、各グラフは詳細情報を表示するためにインタラクティブに操作することが可能です。
例えば、棒グラフのバーをクリックすると、その日のワークロード使用状況が表示され、さらに細かな時間帯ごとの使用状況を確認できます。
時間帯を選ぶと、その時間内の各分ごとの消費状況も表示されます。また、特定の活動タイプごとの消費を示す円グラフもあり、どの活動がワークロードを消費しているかを詳細に把握できます。
アプリのワークロード消費を見積もる際には、開発バージョンでのテストが有効です。
開発中のテストでは、比較的少量のワークロードが消費されますが、これによりライブバージョンでの使用量を見積もるための基礎情報を得ることができます。また、サーバーログを活用して各ワークフローが実行された際の詳細な記録を確認し、その消費量を把握することも可能です。
通常、新しいユーザーはアプリが開発中である最初の数ヶ月間では、割り当てられたワークロードの全量を消費することはほとんどありません。
モニタリングとは、現在のワークロードユニットの消費状況について、アプリの所有者に通知することです。Bubbleは、自動的に月間のワークロード使用量が75%に達したとき、
そして100%に達したときに通知を送信します。また、ワークロードの使用が通常よりも多くなった場合にも、ワークロードのスパイクを知らせるメール通知が送られます。
さらに、Bubbleでは独自のアラートを設定することで、リアルタイムでワークロードの使用量を監視することも可能です。これにより、Bubbleの自動アラートよりも早い段階で通知を受け取り、迅速に対応することができます。
モニタリングの一環として、無限ループによるリソースの無駄遣いを防ぐ「無限再帰保護」機能もあります。設定タブのAPIセクションから、バックエンドワークフローに対する最大深度を設定することができ、
この制限を超えた場合には自動的にワークフローが停止されます。これにより、不要なワークロード消費を防ぐことができます。
サーバーログを使用することで、アプリのワークロード消費を測定するだけでなく、リアルタイムでサーバーが行っているすべての作業を監視することが可能です。これにより、特定のワークフローが過剰にワークロードを消費し始めた場合に、それをデバッグするための手がかりを得ることができます。
Bubbleのワークロード追跡ツールを活用することで、アプリが実際にどのようなリソースを使用しているかを明確に把握し、将来のスケールに備えることができます。Bubbleの料金体系とワークロードの指標は、ユーザーの成長に合わせて柔軟に対応するように設計されています。
ワークロードのトラッキングに関する詳細な情報については、Bubbleのマニュアルや他の関連ビデオを参照してください。
https://www.youtube.com/watch?v=Zem83VPc0PY