データ連携やインポートを行うと、データの表記揺れが起きることがあります。
例えば、 「(株)」と入力すべきところを「㈱」と入力したり、株式会社と表記を統一したいが、省略されていたりするケースも多いはずです。
今回は、カスタムワークフローの文字列置換アクションでこの問題を解決できるので解説していきます。
ハブスポットとは、企業のインバウンドマーケティングをサポートするクラウド型のツール(ソフトウェア)の総称です。ハブスポットは、CRM機能を始めとした、マーケティングオートメーション(MA)、ブログ、カスタマーサポートなどの5つの製品から構成されています。ハブスポットは、見込み客(リード)の発掘から、リードの購買意欲向上、カスタマーサクセスまでを「ハブスポット内で完結」できるのが特長です。
HubSpotフォームには、大きく分けて2種類あります。
前者は、HubSpotのドラッグ&ドロップ式のエディタを使って簡単にフォームを作成できるフォーム作成ツールです。一方、後者は、既存のフォームとHubSpotを連携させることで、フォーム送信時の情報をHubSpotで管理できるようになります。
HubSpotのフォーム作成方法については、特に新規フォームや埋め込みフォームの作成手順やポイントが重要です。マーケティングや顧客フィードバックの収集におけるフォームの重要性も見逃せません。
HubSpotでフォームを作成する際、スタンドアロンページと埋め込みフォームの2つの選択肢があります。両者の違いを理解することで、目的に応じた最適なフォームを作成できます。
スタンドアロンページは、HubSpot上に独立したフォーム専用のページを作成する方式です。このページには、HubSpotが生成したユニークなURLが割り当てられます。スタンドアロンページは、専用のランディングページを作成したい場合や、HubSpotの機能を最大限に活用したい場合に適しています。
埋め込みフォームは、HubSpotで作成したフォームを既存のWebサイトに組み込む方式です。フォームのHTMLコードを生成し、そのめ 込み コード をWebサイトの任意の場所に貼り付けることで、フォームを設置できます。
埋め込みフォームは、既存のWebサイトにフォームを追加したい場合や、Webサイトのデザインとの一貫性を維持したい場合に適しています。特に、専門知識がなくてもフォーム の 埋 めが簡単にできるため、幅広いケースでの利用が可能です。
スタンドアロンページと埋め込みフォームは、目的に応じて使い分けることが重要です。以下のようなケースを参考に、適切な方式を選択しましょう:
ハブスポットフォームは、主に以下の特徴があります。
ハブスポットフォームは、HTMLやCSSの知識がなくても誰もが簡単に作成できるという大きな利点があります。ゼロからフォームを作成しようとすると、さまざまな専門知識を必要とします。しかし、ハブスポットフォームでは、作成された入力フィールドを活用してドラッグ&ドロップによってフォームを作成できるため、誰でも簡単にフォーム作成が可能です。
フォームに入力された情報は自動でハブスポットCRMへ蓄積されるため、転記する手間や情報管理にかかる時間を最小限に抑えることが可能です。蓄積されたコンタクト情報を活用し、セグメント分けの実施などが可能になり、詳細なコンタクト情報管理が可能になります。
訪問者がフォームを送信した後の自動アクションの設定とは、入力された情報を受け取った後に、自動でフォローできる機能です。これにより、人が行う業務に比べ、転記ミスや対応漏れを防ぐことができます。例えば、資料ダウンロードのリンクを自動で送信したり、フォローアップのメールを自動で送信することが可能です。
以上の特徴を活用することで、ハブスポットフォームは効率的かつ効果的なリード管理を実現します。
まず、サイドメニューの「設定」タブをクリックし、フォームのカスタマイズオプションにアクセスします。ここでは、フォームの見た目や機能を調整するためのさまざまな設定が可能です。
次に、HubSpotを使用してフォームを作成し、訪問者やコンタクトから重要な情報を収集します。HubSpotのプラットフォーム上でのフォーム作成は非常に簡便で、初心者でもすぐに使いこなせます。
最後に、フォームのタイプやフィールドを選択し、使用したいテンプレートや設計オプションを決定します。これにより、ユーザーにとって最適なフォームを作成することができます。
ワークフローでトリガーの設定を行います。
よく利用されるトリガーとしては、以下になります。
・フォーム送信時
・プロパティの変化
特にプロパティの変化については、文字列を変換する必要が出てくるプロパティの値が変化したら挙動するトリガーが良いと思います。
カスタムワークフローでは、文字置換アクションが選択できます。
このアクションでは、入力文字、置き換えする文字、置換文字の3つの値を入力します。
入力文字には、コンタクトトークンでプロパティを選択します。
例えば、会社名や都道府県など文字の表記揺れが想定されるプロパティを選択します。
置き換えする文字には、置き換えをしたい文字を入力します。
置換文字には変換したい文字を入力します。
画像では、会社名に含まれる(株)を識別して株式会社に変換を行います。
文字列に(株)が含まれている場合のみ変換をした方が良いので、予期せぬ変換を防ぐためにif分岐を設定しておくと良いでしょう。
カスタムワークフローで文字列比較アクションを動画では利用していますのでぜひご参考ください。
これでHusbspotのワークフローで文字列を変換することができます。
カスタムワークフローのスタータープランでもご利用できるのでぜひご活用ください。