まず最初にMural内の「テンプレートピッカー」について紹介します。このテンプレートピッカーには、300以上のテンプレートが揃っており、カテゴリーごとに整理されています。カテゴリーには、例えば「アイスブレーカー(チームの雰囲気を和らげるためのゲームや活動)」「ミーティング」などがあり、利用者は自身の目的に応じて最適なテンプレートを選ぶことができます。
興味のあるテンプレートが見つかったら「プレビュー」をクリックして、そのテンプレートの構造や内容が自分たちのニーズに合うかどうかを確認することができます。また、特定のフレームワークを検索する機能もあり、迅速にボードに追加することも可能です。これにより、ユーザーはプロジェクトに合ったフレームワークを簡単に選択し、即座に活用することができます。
テンプレートを追加した後は、そのカスタマイズが可能です。例えば、テンプレートのカラーパレットを変更して、自社のブランディングにより適した色合いに整えることができます。また、チームの構成やワークフローを反映させるために、追加のオブジェクトを挿入することもできます。
さらには、他のテンプレートを追加・組み合わせることで、完全にオリジナルなテンプレートを作成することもできます。このようにして、自分たちが普段使用しているフレームワークやツールを取り込み、Mural内で有機的に成長するワークスペースとして活用することが可能になります。
テンプレートを自分好みにカスタマイズし終えたら、それを保存することで今後の利用に備えることができます。保存手順は簡単で、まず保存したいオブジェクトをクリックして選択し、次に右クリックして「テンプレートとして保存」を選びます。
次に、テンプレートにわかりやすい名前を付け、説明を追加します。プレビュー画像は自動で生成されますが、必要に応じて編集することも可能です。これらの情報を充実させることで、テンプレートが簡単に見つけられるようになります。
テンプレートを保存した後は、誰がそれにアクセスできるかを設定します。以下の3つのオプションがあります。
保存が完了すると、これらのテンプレートはカスタムテンプレートセクションから簡単に見つけることができます。
適切なアクセス権を設定した後は、チーム内でのテンプレートの発見と共有が重要になります。チームメンバーや会社の同僚は、テンプレートライブラリを開いて必要なテンプレートを見つけることができます。前述のテンプレートの説明が、この発見プロセスを助けます。
さらに、特定のテンプレートを直接他の人に共有したい場合、リンクを送ることが可能です。「三つの点」ボタンをクリックして「リンクをコピー」を選択し、そのリンクを共有することで、他の人がそのテンプレートに簡単にアクセスできるようになります。このリンクを受け取った人は、テンプレートの情報を確認した上で、それを自分のボードに追加するかどうかを判断できます。
テンプレートの活用は、プロジェクトの効率化やチーム内の統一感を持った作業環境を提供するために極めて有効です。以下に、テンプレートをより効果的に利用するためのいくつかのヒントを紹介します。
Muralのテンプレート機能は、チームの作業をスムーズに進めるための強力なツールです。テンプレートを活用することで、会議の進行やプロジェクトの立ち上げなど、繰り返し行われるタスクを効率化し、クリエイティブな作業により多くの時間を割くことができます。
テンプレートの選択・追加・カスタマイズ・保存・共有という流れを把握し、チーム全体で効果的に利用することで、業務の質とスピードを向上させることができるでしょう。Muralの豊富なテンプレートを最大限に活用し、チームのクリエイティブな可能性を引き出していきましょう。
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