参考動画:https://www.youtube.com/watch?v=GIZKm91Dkqo
ウェブサイトのURL構造は、検索エンジン最適化(SEO)と、ユーザーがウェブサイトをどのように体験するか(ユーザーエクスペリエンス、UX)の両方に大きく影響します。最適化されたURL構造は、検索エンジンがウェブサイトの内容を理解しやすく、効率的なクロールとインデックス登録を可能にします。さらに、ユーザーにとって理解しやすく覚えやすいURLは、ウェブサイトの信頼性を向上させ、リピート訪問を促進する効果が期待できます。
URL(Uniform Resource Locator)は、インターネット上のリソースの所在を示すための文字列であり、以下の5つの主要な要素で構成されています。webページのURL設計は、ユーザーの利便性や検索エンジンのクローラビリティに大きな影響を与えます。
プロトコルは、ウェブブラウザとサーバーがどのように通信するかを定めます https。以前はHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)が広く使われていましたが、セキュリティ対策の重要性が増すにつれて、HTTPS(Hyper Text Transfer Protocol Secure)の使用が推奨されるようになりました。HTTPSはSSL/TLS暗号化を用いて通信を保護します。HTTPを使用しているウェブサイトは、ブラウザで「安全でない」と表示されることがあり、ユーザーに不安感を与える可能性があります。HTTPSへの移行は、SEOの観点からも有利です。
ホスト名は、ウェブサイトが置かれているサーバーを特定します。IPアドレスも同様に、デバイスを識別し、デバイスの特性を収集するために重要です。多くの場合、「www」が使用されますが、ホスト名の有無自体はSEOに直接的な影響を与えません。新規にウェブサイトを立ち上げる際には、どちらを選択しても差し支えありません。
インターネット上でウェブサイトを識別する一意な文字列がドメイン名です。これは他のサイトと重複することはありません。ドメイン名は自由に設定でき、「.com」「.jp」「.net」など様々な種類があります。トップレベルドメイン(TLD)の選択も重要で、ウェブサイトの性質や国を示す役割があります。例えば、「.jp」は日本、「.us」はアメリカを表します。ビジネスのターゲットとする国や地域に合わせて適切なTLDを選びましょう。不適切なTLDを選ぶと、Googleがウェブサイトのカテゴリを誤認する可能性があります。
ディレクトリ名とは、サーバー内のフォルダとその場所を示す文字列です。ウェブサイトのコンテンツを分類するために使用されます。ディレクトリ構造は、ユーザーがサイト内の現在位置を把握するのに役立ちます。階層構造は可能な限り浅くし、URLからコンテンツの内容が推測できるように、ユーザー視点で設計することが重要です。例えば、「aaa」のような不明瞭な名前ではなく、「blog」のように内容が推測できる名前を使用しましょう。
ファイル名は、URLの最後に記述される「~/index.html」や「~/●●●.html」のような、拡張子を持つ文字列です。ディレクトリ名と同様に、ファイル名もコンテンツと関連性の高い名前を付けることを推奨します。意味のない数字や文字の羅列は避け、ユーザーや検索エンジンが内容を推測できるようなファイル名を使いましょう。
ユーザーと検索エンジンの双方にとって理解しやすいURLを設計するための、5つの重要なポイントをご紹介します。
ディレクトリ名やファイル名を決定する際は、ページの内容やテーマが明確になるような言葉を選びましょう。コンテンツとの関連性が高い語句を使うことで、訪問者と検索エンジンの双方にとって、そのページが何について書かれているのかが理解しやすくなります。たとえば、SEO対策に関するページであれば、「seo-taisaku.html」のように具体的な名前を使用します。「dir01/page02.html」のような抽象的な名前は避けましょう。
複数の単語を組み合わせてディレクトリ名やファイル名を作成する際は、単語と単語の間をハイフン(-)で区切るのが効果的です。アンダースコア(_)も利用できますが、ハイフンのほうが一般的です。ハイフンは、単語間のスペースとして認識されやすく、検索エンジンがURLを正しく解析する手助けとなります。
ディレクトリ構造は、できる限り階層を浅く、シンプルに保つことが重要です。階層が深すぎると、ユーザーがサイト内を回遊しづらくなり、検索エンジンのクローリング効率も悪化する可能性があります。URLを見ただけでコンテンツ内容が想像できるような、ユーザーにとって分かりやすいディレクトリ構造を目指しましょう。
URLに含まれるディレクトリ名やファイル名には、日本語も英語も使用可能ですが、通常は英語(英数字)で統一することが推奨されます。日本語URLは、コピー&ペーストの際にエンコードの問題で文字化けが発生し、SNS等で共有する際に不都合が生じることがあります。英数字を用いることで、URLの視認性と共有のしやすさを向上させることができます。
URLを構成する要素として、英数字(アルファベット)の使用を推奨しましたが、大文字と小文字のどちらが良いのでしょうか? 基本的に、小文字で統一することを推奨します。多くのユーザーはURL内のアルファベットは小文字であると認識しているため、小文字で統一することで、ユーザーに記憶されやすくなります。また、サーバーによっては、大文字と小文字を区別するため、同じ名前でも大文字と小文字が異なると別のファイルとして扱われます。ユーザーの混乱を避けるためにも、URLはすべて小文字の英数字を使用するように心がけましょう。
URLの長さそのものが、直接SEOのランキングに影響を与えるわけではありません。Googleは、複雑な構造のURLでも問題なくクロールできると公言しています。しかし、長すぎるURLは、ユーザー体験を低下させる可能性があるため注意が必要です。
ユーザーにとって、理解しやすいURLであることが重要です。極端に長いURLは、ユーザーが内容を把握しにくく、安全性に疑問を持つ可能性もあります。また、SNSで共有する際にも、短いURLの方が共有しやすく、見た目もスマートです。URLは、検索エンジンがページの内容を理解する上でも役立ちます。
基本的に、URLの変更は、特別な理由がない限り避けるべきです。URLを変更すると、Googleはそれを新しいURLとして認識し、過去の評価が失われる可能性があります。これまでのSEOの成果がリセットされる覚悟が必要であり、一時的に検索順位が下がることもあります。どうしてもURLを変更する場合は、旧URLから新URLへの301リダイレクトを設定することを忘れないでください。301リダイレクトは、検索エンジンに対してURLの変更を伝え、SEOの評価を引き継ぐために不可欠な設定です。
ウェブサイトのURL設計において、避けるべきパターンと注意すべきポイントを解説します。
他社の商標権を侵害するようなURLや、社会的な倫理観に反する言葉を含むURLは、絶対に避けるべきです。法的リスクが生じるだけでなく、ウェブサイト全体の信頼性を著しく低下させる原因となります。
ウェブページ内の特定箇所を示す識別子であるURLフラグメントが変更された場合、その両方のURLがインデックスされないリスクがあります。例えば、ページ内リンクとして「#」を使用し、name属性やid属性で指定する場合です。フラグメント「#」以降は、ブラウザのスクロール位置を示すため、Googleは通常インデックス対象から除外します。特別なシステムを利用している場合を除き、「/example.html#section1」と「/example.html#section2」のようにフラグメントが異なるURLは、インデックスされない可能性があるため、注意が必要です。
動的パラメータとは、URLに含まれる変数のことで、主にECサイトの詳細検索などで使用されます。ただし、同一のコンテンツに対して、多数の異なるURLが生成される設定になっていると、Googleから重複コンテンツと判断されることがあります。この場合は、canonical URLを設定するか、パラメータの利用方法を見直すなどの対策を講じる必要があります。
動的パラメータを使用して、SEOに効果的なURLを作成することが重要です。
SEO対策として効果的なURL構造を構築することは、ウェブサイトの成功に欠かせない要素です。ユーザーと検索エンジンの双方にとって理解しやすいURL設計と、適切なURL管理を行うことで、ウェブサイトの視認性を向上させ、トラフィック増加に貢献します。今回ご紹介した点を参考に、自社ウェブサイトのURL構造を見直し、最適化を進めてください。
回答1:はい、URLにキーワードを含めることはSEOにおいてプラスの効果が期待できます。キーワードをURLに含めることで、検索エンジンがそのページの内容を把握しやすくなり、検索ランキングの上昇に繋がる可能性があります。ただし、キーワードを過剰に詰め込むと、かえってマイナスの影響を及ぼすこともあるため、自然な形で盛り込むように心がけましょう。
回答2:はい、URL構造の変更はSEOに悪影響を及ぼすリスクを伴います。なぜなら、URLを変更するということは、検索エンジンからの評価が一度失われることを意味し、その結果、検索順位が低下する可能性があるからです。もしURLを変更せざるを得ない状況であれば、301リダイレクトを必ず設定し、旧URLから新URLへの評価を可能な限り引き継ぐように努めましょう。
回答3:原則として、英語URLの使用が推奨されます。日本語URLは、コピー&ペーストの際に文字化けが発生しやすく、特にSNSなどで共有する際に不都合が生じることがあります。一方、英語URLは可読性に優れており、共有が容易であるという利点があります。