この納品書フォーマットは、標準的なレイアウトを採用しており、最もよく使われている基本的なデザインです。ニュートラルなデザインのため、あらゆるビジネスシーンで違和感なく使用することができ、納品書としての機能性を重視する場合に適しています。Excelなどの表計算ソフトを使用することで、納品書や請求書の作成が効率的に行えますが、作成ミスやデータ入力の負荷に注意が必要です。このフォーマットには、インボイス制度(適格請求書)対応版が用意されています。エクセルを使って納品書を作成する際には、入力ミスや印刷時のズレに注意し、見やすい書類を作成することが重要です。明細行には、摘要・数量・単位・単価・金額の項目が含まれ、合計欄には小計・消費税・合計が記載されます。A4縦の用紙レイアウトを採用しているため、印刷や保管にも便利です。
納品書とは、取引先に対して商品の納品を示す書類です。発注された商品が「いつ」「誰が」「どこに」「何を」「どれだけ」納品したのかの証明に用いられます。また、物品ではないサービスなど無形の商品は「動産」ととらえられ、この場合、納品書には契約内容の完遂を通知するという役割があります。商品の納品をもって売上を計上する会社の場合、納品書の発行日が会計処理上の重要な意味を持ちます。加えて、納品日が締め日の前か後かで、請求書の内容が変わるというケースも考えられるでしょう。また、納品書は「資産(納品物)の所有権を移転した法的証拠」としても扱われますので、トラブルの際にも役立ちます。
納品書は、取引先に対して入金を求めるための書類ではありません。納品書は商品の所有権移転やサービスの完遂通知等が目的となるため、役割が異なります。ただし、納品ごとに請求を行うような契約では、「納品書兼請求書」が用いられるケースもあります。別途発行のコストや手間を省けることがメリットです。
納品書の形式には法的な決まりがありません。ただし、目的物の所有権移転を示すため、発行日や発行者の情報、取引の内容、宛先(納品先)などの情報は記載する必要があります。なお、品名や数量の記載があれば、取引金額を省略しても構わないとされています。以下で、納品書の代表的な記載事項をご紹介します。 【納品書の書き方】記載すべき明細とは?文例付き」をご覧ください。
納品書は、取引先との業務をスムーズに進めるために非常に重要な書類です。納品書は、商品やサービスが納品されたことを証明するための書類であり、取引の透明性を確保する役割を果たします。
納品書を使用することで、納品物の受領確認や内容の一致確認ができます。納品書には、納品物の詳細や数量、価格などが記載されており、これにより取引先との信頼関係を構築することができます。
納品書の発行は、取引先から指定されたフォーマットを遵守し、見やすく記載することが求められます。また、納品書の発行に関する義務や取引先とのトラブルを避けるための配慮も必要です。
見積書の内容が納品書や発注書と一致すべきであり、その確認が重要です。
請求書と納品書の違いについても理解しておくことが重要です。納品書には商品の所有権移転やサービスの完遂通知に関連する役割があります。